発見

2018年11月08日

PRヤマグチ

いよいよ、新橋の「ホテル1899東京」の開業まで一カ月を切りました。

開業準備室のメンバーはもちろん、本社オフィスも程よい緊張感につつまれつつ、

忙しいながらも一丸となって準備を進めています。


新ホテルのテーマは「お茶」です。

お茶と共に過ごす、ゆるやかな時間を感じていただこうというコンセプトを

掲げているのですが・・・その裏側はバタバタです。


予定通りにいかない工事の調整や、

初めて調理に挑戦するスタッフのトレーニング、

館内に展示する小物や、食器の用意など、

あらゆる準備にスタッフが走り回ったり、次々に電話をかけたり、

時には激論を交わしながら、なんとか良いものを作り上げ、

お客様に喜んでいただきたいという熱い思いで、一日一日を過ごしています。


私がホテルスタッフだった時代に、当時の上司は

「ホテルスタッフは白鳥なんだ」と言っていました。

人の目から見ると優雅に水面を進む白鳥ですが、

水の中では、激しく足で水をかいている、

ホテルスタッフもお客様の前では優雅に、頑張るのは裏側で、という事だそうです。


開業後に優雅な姿でお客様をお迎えできるように、

今は、みんな全力で水をかいている日々なんだと思います。


そんな「ゆるやか」とは少々遠い環境の中、ゆるやかさがコンセプトのひとつである、

1899のブログ記事一号を書くことになったのですが、

最近あったゆるやかだった出来事を考えたところ思い出したのは、

「深蒸し煎茶」を飲んだ時のことでした。


1899のPR担当としては決して褒められた話ではないのですが、

我が家に急須はありません。

家族はコーヒー派で、食後にはコーヒーを入れて飲んでおり、

実家に帰っても急須のお茶を飲むことはまずないです。


外出時に、ペットボトルのお茶を飲むことは良くありますが、

美味しいと感じられる事はまず無く、

オフィスでは、お湯よりはましか~という感覚で、

謎のインスタント粉茶を飲んでいました。(お恥ずかしい・・・)


そんな生活の中、先日、1899でお土産品として販売している

「六煎茶」という深蒸し煎茶のティーバッグを手に入れる機会がありました。

六煎茶自体は、何度も飲んだことがあり、

急須で淹れてもらった時の味は知っているので

「はいはいティーバッグね~」くらいの感覚で淹れて、オフィスの自席で飲んでみたのですが・・・


それが、びっくりするほど美味しかったんです。


残業続きで荒んでいた心に、やさしいお茶の旨みが染み渡っていくような気がしました。


お茶のお店でゆっくり飲むお茶が美味しいのは、ある意味当たり前ですが、

殺伐とした職場で、サッと淹れただけのお茶がこんなにおいしいものなのかと。


この感動は、単純に疲れていたとか、

日ごろおいしいお茶を飲んでいなかったとか、

環境や気分による要因も大きいので、

1899の六煎茶が特別な茶だから得られた感動だと思っているわけではありません。

でも、謎のインスタント粉茶では決して得られない感動だとも思います。


美味しく味わえる環境と、美味しいお茶、

両方が揃った時に一種の幸福感を味わえるのかなと思います。


お時間があるときは、店内でゆったりと寛いで飲むお茶もいいですが、

生活に取り入れるお茶も素敵だと、アラサ―になってやっと気づいた気がします。


急須ではなくティーバッグでも、

そこがオフィスの書類山積みの机でも、

忙しい時、疲労困憊な時こそ、ちょっとだけいいお茶での一服、おすすめです。


PS

12月1日オープンの「ホテル1899東京」、1階レストランの「DELI&BAR1899東京」にも是非いらっしゃってくださいね!