茶には「男の作法」と逆を往く

2019年04月12日

新潮文庫 池波正太郎 著 「男の作法」  


ふと、宴席で瓶ビールを飲んでいる時に、気持ちよく酔いながら思い出しました。

学生時代に読んだ、池波正太郎 著「男の作法」の瓶ビールの話。


というのも、

池波正太郎 氏が、こう語っていたからです。


「ビールというのはね、料理屋でもそうだけど、本当の料理屋でない限り、まだ残っているうちに継ぎ足してしまう。これは愚の骨頂で、一番ビールをまずくする飲みかたなんだよ。」


つまり、まだグラスに残っているに新しいものを継ぎ足すな、と、、、。


たとえば、昔ながらの居酒屋の店員さんが、気を利かせて、途中で注いでくれたり。

会社の宴席では、巷での宴会でのマナー? で、若輩者がテーブルの端から端まで、

目を光らせて、先輩や上司のグラスが空になる前に注いだり。

(ちなみに、私の会社では無いです。優しい方たちばかりです 笑)


もしかしたら、皆さんにもそんな経験があるかと思います。

でも、なにやら、それは、氏によると"バッドマナー"らしく、


「ビールというのは成分がある程度飛んじゃうわけですよ、時間がたつと。そこへ新しい成分をいれるでしょう。せっかくの新しいあれがまずくなっちゃうんだよ。それに、ちょっと飲んだものを置いておくと、冷えたのがある程度温かくなってきちゃうわけだ。そこへ冷えたものを入れても、本当に冷えたかんじにはならないわけでしょう。中和されちゃうから。」


では、何が正解なのかというと、


「コップになみなみ注がないで、三分の一くらい注いで、それを飲みほしては入れ、飲みほしては入れして飲むのがビールの本当のうまい飲み方なんですよ。」


なるほど 笑!

まぁ、、、ん~。

なんとなくわかるような気がする!


残りのビールは、瓶にキープしておけ。

グラスが空になったら瓶から注げ。という教訓ですね。


もっと詳しくいうと、

冷えた瓶の中にビールを溜めて、冷えたビールを残し、

ビールの炭酸やら香りなども最大限に瓶内に残しておくわけですね。


これは、多分、その人の気の持ちようで 、

そして、かなり、"こだわり"が強いですが、

私はそんな「池波流 瓶ビールの作法」の気持ちがわかるように思えます。


なんにせよ、自分の"こだわり"を持つのは、その人の魅力のひとつだと感じます。


池波正太郎のように、自分の"こだわり"を持った渋い男になってみたいぜ! とも思います。

まぁ、私を知っている同僚からは、

「お前のキャラじゃないだろ~!」とか、「クセがつよい」やら言われそうですが・・・ 笑


茶には「男の作法」と逆を往く? 

瓶ビールでは、"男の作法"として語られていましたが、

急須で淹れるお茶にも、しっかりと"お茶の作法"があります。


ずばり、さっきの考えとは反対で、

「急須には一煎目のお茶を残さず、注ぎ切る」ということ。

湯冷ましで適温にしたお湯を、茶葉の入った急須へ。

そして、急須から、お湯呑みへ。

急須にお茶をキープしてはダメ!


理由としては、

急須に湯が残っていると、その間にずっと茶葉が浸出して、

濃く苦くなりすぎたり、次の二煎茶目にも影響が出てしまうからです。


だから、急須に入っているお茶液は残さず、全てお湯呑みに淹れる。これが大事。

茶には「男の作法」と逆を往くのですね。


ぜひ、"お茶に対するこだわり"も持ちながら、

お茶の作法を実践して、おいしいお茶のある生活を楽しんでください!!


ちなみに、最近の私の"こだわり"は、「美しい茶器」。

あまり茶器には、さらには食器やグラスにも注目することは無かったのですが、

最近ハマっています。やっぱり、美しいものを持って使っていると、心が和みますね、、。

煌びやかで、でも落ち着いた、そんなデザインが好き・・・。