茶道を体験してきたはなし

2019年02月02日

PRヤマグチ

先日、茶道のお稽古なるものに参加してきました。

「お稽古」というと重々しいですが、先生をお呼びして、社内で月に一回行われているアットホームなもので、希望するスタッフが都合をつけて参加しています。

だいたいみんなお点前の練習をしているのですが、「お点前をしなくても、抹茶を飲むだけでも来ていいよ」というありがたい言葉に甘え、客人として抹茶を飲みに行ってみる事にしたのです。

そんな茶道超初心者のわたしが体験した「初釜」が、てんやわんやしながらも、とっても楽しかったので、その様子を少しだけ紹介します。


茶道において、その年の最初の稽古やお茶会を「初釜」と呼ぶそうです。

ざっくり言うと、新しい年を祝う、茶道の新年会のようなものです。

今回のお稽古は、2019年最初の回だったので、"初釜ルール"に則り、お菓子は「縁高(ふちだか)」という器に乗って出てきました。

時期によって器が違うなんて、この時点で既に難しい、、、と挫けそうになります。


客人として参加するわたしは、抹茶は点てず、お菓子と抹茶をいただくだけなのですが、それでも決まりごとがとっても多いのです。

茶碗を回したり、「にじる」という独特の動きをしたり、いろいろあるのですが、今回一番苦労したのが、器から「楊枝でお菓子をとる」という動作です(笑)

蓋をこの方向にずらして、黒文字という楊枝を蓋の隙間に差し込んで、蓋を取ってこちら側に置いて...と、すべての手順が決まっているのです。初心者からすると驚愕です。

一緒に参加していた後輩が、隣から小声で手順を教えてくれるのですが、黒文字をあらぬ方向から餅に刺そうとしているところで、堪らず先生からもご指摘いただいたり・・・(涙)


冷や汗が出そうでしたが、アラサ―世代になり、新しいことをゼロから学んで必死になるという事も少なくなっていたので、とても新鮮で、やりとげると達成感があります。


そして、そんな困難な動きをさらりとこなす、茶道歴数年の後輩が、大変格好良く見えました。。。

頂いたお菓子は、裏千家の初釜でよく出されるという「花びら餅」です。

刺さっているのは、ごぼうです!

味噌餡がやわらかなおもちに包まれており、とてもおいしい!

茶道では、抹茶とお菓子を一緒にいただくのでなはく、まずお菓子だけを先にいただきます。


「日々是好日」にも書かれていましたが、多分みんな最初は「先にお菓子だけ食べちゃっていいの?」と驚きます。

しかし、甘いお菓子をいただいた後にいただく抹茶が、すごーくおいしいのです!

お菓子をいただいている間に、今日は先生が「濃茶」を練ってくれます。


お濃茶、飲んだことありますか?

「抹茶」というと、一般的に想像されるのは、表面が泡で覆われた、サラッとしたお茶かなと思います。

そのお茶は、薄茶と言われるお茶で、濃茶というのは、薄茶の3倍もの濃さがある、どろっとした深い緑のお茶です。

濃茶は、一人で全て飲み干すのではなく、お客さん同士で少しずつ飲んでいく、いわゆる"回し飲み"のようなかたちでいただきます。

入っている抹茶の量は、薄茶の3倍。見た目もいかにも濃そう~~という感じなので、ものすごく苦いのではないかと、初めての時はおっかなびっくり飲みましたが、全然そんなことはありません。

むしろ、美味しい!抹茶の濃厚な香りを堪能できます。


想像以上の美味しさにびっくりして、先生に「苦くないんですね!」と感動を伝えたところ、「そんな安い抹茶は使ってないのよ」とサラリと返答いただいたことを良く覚えています(笑)

その後、干菓子をいただき、後輩(茶道においては大先輩)が点ててくれた薄茶もいただき、大満足で本日のお稽古が終了しました。


茶道は、決まりごとが多いです。手順や、動きの一つ一つが全て決まっていて、勝手な動きはあまり許されない印象です。

しかし、窮屈な感じではないのです。

「茶碗を正面を相手の方に向ける」という動作にはおもてなしの心がこもっているし、「この時は手首を曲げない」という決め事を守ると、手がとってもきれいに見えたりします。

無駄のないスムーズな動きで抹茶を点てる姿は、優雅で、格好良いいな、と思います。

つい大変だった話ばかりしてしまいましたが、和の心触れたような、ちょっと特別な素敵な時間を過ごすことができました。

茶道、覚えることは多いけれど楽しいです!

機会があったら是非、やってみてくださいね。


P.S. 1899でも抹茶をお出ししていますが、飲み方の作法は特にありません。

気軽にお茶を楽しむためのお店なので、気楽にぐいーっと飲んでくださいね。